東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ムラサキシキブの思い出

2016-11-29 | 季節の花
  ムラサキシキブが最後の輝きを見せている、
  その紫色の小さな実は秋の陽に映えてとてもきれいだ。
  コムラサキほどの華やかさはないが、
  その静かな佇まいは平安の昔を偲ばせてくれる。


  

     この姿が見られたのはほんの数分間、
     木漏れ日はスポットライトのように小さな実を照らす。




  

     青空に映える紫の実、
     江戸の植木職人が名づけたという説がある。
     やっぱり紫式部を意識したのだろう、
     この木が売れるように、広まるようにと。




  
     
     その昔、まだ見ぬムラサキシキブの名に惹かれて
     赤羽自然公園を探し回った、
     ここにあるとの僅かな情報に望みをかけて。

     当時はネットなどの情報はほとんどなく
     紙の図鑑が頼り、
     その中で僅かな足がかりを得て探したが見つからなかった。

     後年、向島百花園に足を運ぶようになりここで見つけることができた。
     あの頃の思い出と共に見るムラサキシキブは
     私の花の写真に新たな一枚を加える。
                                                                    11月18日 向島百花園
              

コメント (2)
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