百花園に来たら雪吊りが完成していました、
寒さに弱い植物には藁ボッチもね、寒さ対策は万全です。
あたりがすっかり寂しくなった中、
赤い木の実が彩りを添えていました。
入ってすぐの"ギャラリー"には珍しいものが、
バショウ(芭蕉)の花?
バショウ自体をあまり見ないので珍品ですね。
バショウもバナナもバショウ科バショウ属の植物、
バナナにそっくりですね。
形はそっくりだけどバショウはタネが多く苦くて食べられないとのことです。
日本ではバナナは露地植えでは無理だけど
バショウはなんとか育つようですがやっぱり冬には弱い。
そこで百花園では藁ボッチで包んでやっています。
進行中だった雪吊りが出来上がっていました、
やっぱり冬の風物詩ですねぇ。
これを見るとニッポンの冬って感じです。
そして幹には菰巻きも。
寒くなると害虫が暖を求めてここに集まって冬越しをやる、
春になったらこれを外して害虫もろとも焼いてしまおう。
発想はよかったんだけどねぇ、実はあまり効果はないみたいと。
センニンソウの花の後。
センニンソウはクレマチスの仲間、花の後もそっくりな形になります、
このヒゲを仙人の白髪に見立ててセンニンソウと。
ツルウメモドキのタネ。
この前行ったときにはいい姿が見られなかったけど
この日は待っていた姿が見られました。
サヤが割れて真っ赤なタネが姿を現しました。
ナンテンの実がきれいになってきました、
ものみな枯れたセピア色の中でこの赤い色は貴重です。
ここは茶室の入口、こんなところには似合いますね。
ナンテンは「難を転ずる」と縁起がいい木とされています、
ナンテンはまた"トイレの神さま"でもあります。
昔の家のトイレ(汲み取り式)の脇には必ずと言っていいほど
ナンテンが植えられていた。(昔のトイレは戸外が多かった)
実にも葉にも殺菌効果があるようで葉には消臭効果もあるという
実を煎じて飲めば殺菌作用や咳止めの効果もある、「ナンテンのど飴」ね。
そんなこんなでトイレにの脇には植えられるようになったらしい。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 12月10日 向島百花園