街の中に中曽根神社という小さな神社、
保育園の庭くらいしかない大きさ。
かつては中曽根城という城があったらしい
城郭があった城ではなく砦みたいなものだったのかな。
小さな敷地にまだ新しい神社、
1932年(昭和7年)、近くにあった雷神社を合祀して、「中曽根神社」に改称した。
街の中の小さな神社、「行くとき必ず迷う真っすぐ行けたためしがない」。
境内でひときわ目につく大きなイチョウの木は足立区の
保存樹に登録されており、区内でも8番目の太さを誇る巨木である。
見上げたイチョウの隣の赤い葉は桜の紅葉。
春は桜、秋はイチョウ、シンプルな神社である。
このイチョウにも「乳」が見られる、
乳イチョウは母乳がよく出るようにという願掛けなどに信仰を集めている。
根の一種である気根が垂れ下がったもので雄木・雌木関係なくできるらしい。
こじんまりとした神社、
拝殿と本殿が直接繋がっている。
境内には「中曽根城址」の碑が立っている。
区の登録文化財になっているが
近年、神社近くの場所から城の堀跡と思われる物が多数発掘されている。
曰くを記した碑もあるけど
どうにもこうにも読めなかった。
中曽根神社全景。
廃城後の江戸時代には社殿などはなかったが、
村人らによって崇敬され続けてきた。
社の位置は城の中心部にあったとされ、
城の守り神であったのではないかと考えられている。
data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。撮影 11月 23日 中曽根神社のイチョウ