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ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

町の住環境に関する伝統や慣習は不文法のようなもの

2006年03月26日 | Weblog


日本人は概して成文法重視で、伝統や慣習を軽視すると言われています。

私達の町で起こっている宅地細分化建売住宅の建設販売では、隣地境界線から外壁まで50cmという住宅が建設されています。
宅地が125㎡ちょっとという狭さのためこのような家になります。
業者は合法と主張しますが、民法、建築基準法など成文法に対して合法という意味で、この町で大半の住人が約30年間守ってきた住宅建設の慣習に反しています。

私達は約30年前この町を造成した大手不動産会社から宅地を買ったとき、隣地境界線から外壁まで1m以上という基準を盛り込んだ建築協定に入ることが購入の条件でした。
10年後協定が更新されたとき、さらに宅地細分化を禁止する条文が追加されました。
現在でも約70%の住人がこの協定に加入しています。

したがって穴抜け地が発生していても大多数の住人が守ってきた住宅基準はこの町では不文法のような効力を持っていると思います。

成文法に対して合法ならいいという考えは到底大多数の住人の納得できないことです。
もし業者が町の住環境保全を求めるポスターについて営業妨害と主張して裁判を起こしてきたら裁判所でこの町で私達が築いた住宅建設の慣習を大いに主張しようと思います。
裁判官に笑われても町の慣習は不文法のような効力を持っていると主張してみたいと思います。