横浜の三溪園に行きますと昔の茶室が移築保存されています。
ちょっと驚くことはその狭さ、質素さです。
茶室は鎌倉末期に中国から伝えれられたようですが、室町中期になりますと純日本式の茶室の形ができ、草庵の4畳半座敷が誕生したそうです。
その後、千利休に至って2畳、1畳半の極小座敷ができたそうです。
侘びを表現した形だそうです。
侘びは日本の中世以降の美的理念の一とされています。
簡素なものの中に見いだす風雅の精神だそうです。
この侘びの精神の線上に日本の貧しい住宅事情があるのでしょうか。
侘び住まいという言葉がありますが、侘びの文化と関係があるのでしょうか。