ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

騒音公害に苦しむ人々に冷淡な日本政府

2007年05月24日 | Weblog

府中 いこいの森

在日アメリカ軍再編計画を実行するための在日米軍再編推進特別措置法が成立しましたが、在日アメリカ軍の騒音公害などに苦しむ地方からは厳しい批判の声が出ています。
アメリカ軍用機の騒音に苦しむ人々は、住宅の窓を二重窓にしてもらう程度では騒音公害から開放されません。
人々はせめて夜間訓練はやめてくれとお願いしているのにアメリカはもとより日本政府も人々の希望を無視しています。

上記の法は(1)在日アメリカ軍施設を受け入れる自治体に対し、事業の進捗状況(A. 施設などの受け入れ、B. 環境影響評価の着手、C. 施設整備の着手、D. 再編完了の4段階)に応じて、再編交付金を配分する、(2)負担の大きい自治体に対し、公共事業の補助率をかさ上げするなどの措置を講じるなど、交付金や補助金を使って地方を中央政府に従がわせようという内容を含んでいます。

中央政府は、地方が経済で苦しんでいる弱みを突き、経済で苦しむか、騒音公害などで苦しむか、どちらかを選択せよと迫っています。
嫌な交付金、補助金の使い方です。

裁判を起こしてまで苦しみを訴えている人々に対しどうして日本政府はこうも冷淡でありえるのでしょうか。
在日アメリカ軍は日本の防衛のため必要という考えを主張するだけで、騒音公害などの深刻な問題を解決するという考えがありません。
人々に苦しみを与えない別の方法を考えることができるのにあまりにもアメリカも日本政府も無策です。

地方については、貧乏に負けてはいけない、アメリカ軍基地受け入れで地方経済を改善するなどという不純かつ安易な考えを持ってはいけない、アメリカや中央政府の圧力に屈してはいけない、一時的な交付金や補助金のために長く騒音公害などに苦しむような馬鹿な選択をしてはいけない、別の永続的な産業を起こして経済を改善してほしいと祈ります。