沖縄のサトウキビ畑と老人
アメリカ軍普天間基地を名護市のアメリカ軍キャンプ・シュワブの沿岸部に移設する計画は折角民主党政府が中止しようと努力しているのに名護市が中止に反対していると聞いて唖然とします。
補助金や飛行場建設資金に目がくらんだのでしょう。
名護市は十年、百年かけても自分で産業を興すという信念を持っていません。
普天間基地周辺の住民が基地の騒音や飛行機の墜落の恐れなどにどれだけ苦しんできたかわかっていません。
辺野古の美しい自然や住環境を守る信念を持っていません。
名護市はアメリカ軍基地拡大を受け入れなければ生活できない地方でしょうか。
そんなはずはありません。
本来アメリカ軍基地などなかったし、今後あるべきではありません。
キャンプ・シュワブを廃止する運動を起こすぐらいの元気のある町であってほしいものです。
余談ですが、沖縄はサトウキビ畑で有名です。
数年前、沖縄を旅行したとき、畑の近くに行くとそこにいた老人が、頼みもしないのににこにこしながらいきなりサトウキビ1本の茎を数本に切り、「噛むと甘いよ」と言ってくれました。
沖縄の人は親切だと思いました。
ところが老人は、店で買えばこの茎は500円以上すると言って500円請求してきました。
私はこの老人の行動に唖然としました。
これはこの老人だけの気質と思って沖縄旅行を続けました。
しかしアメリカ軍基地移設に関する名護市の動きを見てこの老人を思い出してしまいました。