第一次産業、第二次産業は国際競争力がないから第三次産業を重視すべきという考えがありますが、第三次産業重視で日本は成り立ちません。
アメリカを見て下さい。
アメリカは第二次産業に国際競争力がなかったので第三次産業に注力してきました。
しかし、第三次産業が発達しても国際収支は大赤字で、すでに国として成り立っていません。
借金でやっと帳尻を合わせている状態です。
日本の国際収支もまもなく赤字状態に陥る恐れが大きい状態です。
アメリカのまねをしてはいけません。
所得が下がることを恐れてはいけないと思います。
失業すれば所得はゼロになるからです。
日本の場合はすでに第一次産業は崩壊しています。
第二次産業まで崩壊させたら失業者は大幅に増えます。
第一次産業は復活させるべきです。
民主党政府は経済成長なくして貧富の格差は是正できないと言います。
これでは前自民党・公明党政府と考えが変わりません。
今回の金融危機の前の経済成長は本当の経済成長でしたでしょうか。
マネーゲームによる見せかけの経済成長だったのではないでしょうか。
格差は拡大しました。
民主党政府も国際競争の厳しさがわかっていません。
経済成長がなくても、産業を守り、また貧富の格差を是正するのが今後の政府の責務です。
政治家や官僚はそれだけの覚悟で政治を担当すべきです。
人々も所得が減ることを恐れていてはいけません。
経済成長という神風はそんなに簡単に吹きません。