
夕方東京都庁展望台から窓ガラスごしに見た東京
橋下徹大阪市長および大阪維新の会の、大阪の公的教育は府知事が最高責任者という考えは問題です。
府知事の責任は重いと思いますが、最高責任者ではありません。
世界の政治機構が未確立な現状では国の責任が重要です。
国としてまとまりがよい日本では国が人々のために公的教育の最高責任を持つべきです。
人々の生活生産を守るため公的教育は非常に重要です。
極端な言い方をしますが、大阪府が勝手に府の第一言語は関西弁などと言い出したら日本語が乱れます。
国が標準語を考え、国の第一言語とすることは重要なことです。
確かに文部科学省は問題が多いと思います。
教育界は排他的村社会になっていると批判されています。
したがって大阪府が文部科学省を批判したり、反対したり、提案したりすることはいいと思います。
一方、文部科学省は問題を解決できないことが多い訳ですから大阪府に権限委譲してその自由度を増すべきです。
排他的村社会を破壊する方法などは大いに大阪府に考えてもらっていいと思います。
しかし府知事が公的教育の最高責任者だと言って文部科学省を無視することは国が乱れる原因になります。
私が橋下氏について注目している点は、破壊するまではいいが、その後の建設がどうなるかということです。
用心のためもっと多くの新しい政治家、政党が誕生することを歓迎します。
(注)自民党、民主党、そのほか前からある小党は保守的で問題解決能力がないと思います。
ところで石原慎太郎東京都知事と彼が入ると思われる政党が話題になっています。
しかし彼は大きいことはいいことだと思っている古い政治家です。
彼は東京がよくなったと思いこんでいますが、私は東京は非常に悪くなったと思っています。
横、上、下に広がりすぎた大きくて複雑な東京は災害による被害が甚大になると予測します。
死者数万人ですまないと思います。
周辺県はもちろん、大阪府が大阪都になっても東京を助けることはできません。
国連、アメリカ、その他経済大国が出動しても東京を助けることは容易ではありません。
新しい政治家は新鮮な発想をする人に期待しています。