ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

町内会運営はむずかしい

2014年07月07日 | Weblog
ほとんどの町に町内会があって大半の住民は会に加入していると思います。
しかしその町内会が効果的に機能しているかというと機能していない場合が多いのではないでしょうか。

私が住んでいる町は90%ぐらいの家が参加している町内会があり、20-30軒からなる班が30弱あります。
班長は1年交替で当番制になっています。
人々が納得できる理由があると班長にならなくてすみますが、そうでない場合は班長になることは義務となっています。
この義務を拒否する人は会員になりません。

町内会には総務部、防災部、福祉部、環境部、経理部のような部があり、班長が部長あるいは部員を兼務しています。
会長は非常に忙しいということで兼務はしていません。

行政から依頼されている仕事があり、これをこなすことが町内会の定常業務になっています。
町内会の下部組織として子供会、老人会、防災ボランティアの会、防犯ボランティアの会があるので、関係部は何らかの世話をしなければなりませんが、子供会、老人会、防犯ボランティアの会については資金的援助をやっているだけです。

町内会役員にとって一番大変なのが、お祭りと防災訓練の実行です。
特にお祭りは、まだお祭りボランティアの会がなく、お祭りボランティアがいるという段階なので役員会は毎年お祭り実行委員会を編制し、役員会が中心になって実行しています。
そのため毎年役員の中からお祭りはやりたくないという声が聞えてきます。
お祭りボランティアの会を編制すべきとの意見がありますが、ボランティアの会を編制すると役員が仕事をしなくなることを心配し、ボランティア側はまだ会を編制していません。

防災訓練は概して防災ボランティアの会が自主的に訓練を企画するので役員会はボランティアの企画をまとめる形で町内会の訓練をやっています。
そのほか防災ボランティアの会は、防災部の名前は借りていますが、自主的に訓練を企画実行しています。

したがってお祭りを除けばボランティアの会は機能していると思います。

それでは現状で問題ないかというと大ありです。
どうしてもボランティアの会の仕事は限定的です。
ボランティアができる範囲の仕事をやるだけだからです。

町内会は町や町の人々のことを考えることが仕事です。
ボランティアの会より実は仕事の範囲は広いと思います。
ところが役員は仕事を減らしたいの大合唱です。

要するに町内会は問題の半分、しかも重要な部分を解決していないと言っていいと思います。
高齢化の現象とともに事態はどんどん悪くなっているのではないでしょうか。

町内会は、行政に頑張ってほしいと思っても、行政が町内会にボールを投げてくるケースが増えています。
たとえば行政の指示・指導で補助金が出て何んとか委員会とか、何んとか委員が町内会に置かれていますが、機能していないことが多いと思います。
行政と町内会のずれはどんどん増え、行政も町内会も何かをやっている振りをしているだけで、税金の無駄使いが増えるのではないでしょうか。