脱炭素で世界を主導してきたEUですが、理念が先走っていたようでここにきて天然ガスや原子力に依存する姿勢がフランスなどで強まって、再生可能エネルギー重視の基本方針を変えないドイツと対立しています。
ドイツは再生可能エネルギー重視で経済不調とは聞いていません。フランスなどはドイツから学べばいいと思うのですが、意外に保守で再生可能エネルギーへの投資に躊躇します。
日本も保守です。脱炭素は日本の新たな混乱の種となり、再生可能エネルギーへの転換はうまくいかない方ではないかと思います。炭酸ガスを地中に閉じ込めればいいでしょうと言って実現していない技術に希望を抱き、炭素利用に執着する国です。現状では先進国からの脱落は避けられません。
個人で頑張れることは、省エネルギー、IT, ICT利用、都市ガス利用の中止・オール電化、電気自動車・自転車・オートバイ利用、屋根を利用した太陽光発電などではないでしょうか。国に先進的になれと言うより、自分が先進的になる方がいいのではないでしょうか。