インサイドラインは絶対必要なもので、節約のため、練習ではロープを利用しているチームもあると思います。しかしロープは、アウトボールになるはずのボールがロープのおかげでインボールとしてとどまるということがよく起こり、練習でも実は使わない方がいいと思います。
市販のグラスファイバーラインテープは巻き取り具もついており、大変便利ですが、高価で1万円以上し、よく切れる、釘を打つためテープに設けた鳩目が簡単に破壊し、テープ破断原因になるなどの問題があります。
テープの材料はどうも塩ビ系です。そこで塩ビ用接着剤を用い、使い古しのテープを捨てないで保存しておき、補修テープとして利用すると補修が簡単です。チューブで塩化ビニール樹脂系接着剤が市販されていますが、チューブ内接着剤が古くなると、接着力はなくなります。その点、ガラス瓶入り塩ビパイプ用溶剤形接着剤は、使い切るまで接着力はなくなりません。栓に小さなはけがついており、塗布は容易です。テープの表面を溶剤で溶かして接着する仕組みです。
ラインテープとほぼ同じ幅の荷造り用ビニールテープがあります。これは熱溶着して接合しますが、やはり塩ビ系のようで、上記溶剤形接着剤でよくラインテープに接着します。この荷造り用は非常に強度があります。ラインテープが金具に接触する部分などは荷造り用テープで補強すると非常に強くなります。
破断した鳩目部分などは荷造り用テープに事務用パンチで穴をあけ、補強するだけで鳩目代わりになります。
このような補修で、どこかのチームからもらった中古のラインテープを、すでに10年使って来ました。これからも問題なく使えそうです。10年以上使えば、1万円以上しても安いものになります。
(注)道具の扱いに無頓着な人がいて、巻き取り中にテープが裏返っても平気で巻きとる人がいます。テープに折れ目が入り、補強材のガラス繊維が折れ、テープが弱くなります。
雨が降り出し、テープが砂で汚れていても強引に巻き取る人がいます。砂がテープの表面を傷つけ、テープは弱くなります。濡らした布でテープの砂を取り除き、巻き取ります。
ラインテープではありませんが、ゲートのプラスチック製表示板の付け根がよく破損します。今日もうちのチームで1枚破損しました。やはり道具の取り扱いに無頓着な人が、力づくで表示板の上を持ってその角度を変えたことが原因でした。壊れないように丁寧にという意識がないようでパッとやります。壊れたのではなく、壊したと言うべき破損でした。
道具の取り扱いに無頓着な人は、壊しても自分で直そうとしません。しかも知らん顔して倉庫に入れることがあります。次のとき、破損に気付き、チームが迷惑を受けることがあります。
抽選棒がなくなる、得点ボードの駒がなくなるなどの紛失がよく起こります。やはり倉庫にしまうとき、紛失に無頓着です。チームタイマーの電源が入ったままなどはしょっちゅうでした。近年は、試合用ボール、抽選棒、ワッペン型ゼッケン、チームタイマー、ラインテープについて管理責任者を決めています。
悲しいかな、補修担当は私です。ほかの人は、私を褒め、「自分は補修できない」の一言で、補修の仕事から逃げます。ところが新品を買うことはできます。インターネットで買う、近くのスポーツ店で買うことを知っています。休憩時用のお菓子などは、喜んで買いに行ってくれます。やれやれと思います。
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