ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

武器社会化

2015年01月20日 | Weblog
ベルギーと言えば小さな国で平和主義で行くしかないと思うのですが、武器の闇市場があると聞くと、ベルギーの善悪入り混じった商業の歴史の長さを感じてしまいます。
最近起こったフランスでのテロに使われた武器はロシア製、セルビア製、チェコ製だったそうです。
東ヨーロッパの国々で生産された武器が、お金のために世界の紛争地に売られ、回り回ってベルギーに流れ、そしてテロリストの手に渡っています。
テロに使われたと聞いたらロシアなどは武器回収、廃棄に一生懸命になるべきと思いますが、そのような動きはありません。
東ヨーロッパの国々の武器管理は問題が大きいようです。

日本はどうなっているでしょうか。
人が気楽に買える闇市場はないかもしれません。
しかし密かに武器を持っている人は多いようです。
合法的にもスポーツ射撃の普及で強力な銃が一般の人の手に渡っています。
東京に住んでいたころ、隣家の人が大きな散弾銃を見せてくれました。
射撃場で練習していると言いましたが、隣家にこんな人がいるのかとちょっとこわい感じがしました。

オリンピックで空気銃が競技種目になっているので選手養成のため10歳以上の小学生から空気銃の練習ができるようになるそうです。
空気銃だってかなりの殺傷力があります。
子供のころ、やはり隣家ですが、小型空気銃を持っている人がいて、家の中や外で空気銃を撃っていました。
この人は家の人からも、布団に弾を打ち込むと批判されていました。
別の近所の人は大型空気銃を持っていました。

スポーツだと言いながら護身を兼ねて銃を持つようになると気付かない間にアメリカ型銃社会になるのではないでしょうか。
日本について言うなら、自衛と言っていても武器に積極的になるとどこかで攻撃力を持ったという思いに変わるものです。
武器を輸出しないと言っていた日本が、近年は輸出すると言っています。
考えがどんどん変わっていきます。
日本は武器社会化しているのではないでしょうか。

キリスト教の新約聖書を読むと、イエスが逮捕されそうになったときイエス先生を守るため弟子のペテロが刀を抜いて逮捕に来た人に切りかかったそうです。
するとイエスは、ペテロに刀を鞘におさめよと命令して逮捕されたそうです。
イエスは刀を持たず、戦いませんでした。
刀を振り回せなくては防げないとぺテロは逃げ出したそうです。
あとでペテロは、先生と一緒に殺される覚悟がなかったと泣いたそうです。
これは武器否定のお話しです。

日本では警察と自衛隊は武器を持っています。
一般の人々は基本的には持っていません。
武器の使用は法律によって厳しく規制されています。
日本社会は比較的健全ではないでしょうか。
しかし今の動向は不健全になる方向ではないでしょうか。


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