ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日本は太陽エネルギー利用技術開発をやめてはいけない

2021年03月14日 | Weblog
40年ぐらい前は、私は外国の大企業を訪問する時、おみやげに日本製の太陽電池付き電子計算機を持って行きました。日本の太陽電池技術を誇りに思っていました。ところが最近は日本の太陽電池会社が元気がなく、国まで太陽エネルギー利用技術開発に消極的になっています。外国との競争に負けています。好スタートをきるのに、次第に息切れし、最後はギブアップするのはなぜでしょうか。

技術開発は非常にむずかしいことです。1990年以降の日本企業、特に生産会社は本当に安易で高度経済成長時代の技術開発成果を食いつぶしながら生き残ってきた感じです。むずかしい技術開発に挑戦し続ける力を失ってしまいました。中国などでの海外生産が生産コストが安いと言って海外生産を重視し、技術者をどんどん整理しました。中国などに技術者が育っていきました。今では日本の技術者層は空洞化しています。

菅義偉内閣は脱炭素化という方針を掲げましたが、しっかりした脱炭素化の技術開発の実績の上に立って言っている訳ではありません。世界の方針がそうなったので日本も脱炭素化と言わざるをえない状態になっただけです。現在の日本は石炭火力に依存しすぎると世界から批判されている状態です。脱炭素化は勝算がある訳ではありません。菅内閣から風力発電という言葉がよく聞こえてきますが、風力発電で行けるとの確信を持っている訳ではありません。

菅内閣は観光立国と言っています。頓珍漢です。ジェット旅客機を使って海外旅行する時代ではありません。ジェット旅客機は炭素系燃料を食いすぎると批判されています。今は新型コロナウイルスのせいで海外旅行がとまっていますが、その次は脱炭素化でとまります。(注)輸送に必要なエネルギーは、人・km当たりでジェット旅客機は電車の5倍ぐらいです。観光産業で日本経済が発展するなどということはありません。カジノの実績もない、まじめな日本が、カジノをつくれば外国から大金持ちが大勢来て日本にお金を落してくれるなどということがある訳がありません。菅内閣は空論ばかりやっています。

政府も企業も人々も技術開発・生産立国を真剣に考えるべきと思います。第1次産業・第2次産業の復活は地方創生になります。サービス産業重視を説く経済評論家が多いのですが、都市部重視です。この都市部ですが、すでに過当競争状態で労働対価は低く、日本貧困化の原因になっています。地方の過疎化だけが原因ではありません。その上、都市部は大地震などの被害を受けやすくなっており危険です。サービス産業立国も空論と思います。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿