より多くの外国人が観光に日本に来てくれることは嬉しいことですが、外国人からの観光収入を増やすために観光地を整備するという日本政府の観光立国論は甘いのではないかと心配です。
これまで観光産業を振興する目的で、莫大な投資が観光地に対して行われてきましたが、予想より観光地に行く日本人が少なく、投資は失敗、さらに観光施設の維持が困難というお話しが無数にあります。
そこで外国人に来てほしいということで、海外での宣伝を強化した結果、観光地に来る外国人が増えました。
しかし外国人は節約型のため、外国人がよく来るようになった結果、観光地におけるサービスが日本人に対してまで低下した面があります。
外国人観光客のための投資は、日本人観光客のための投資よりむずかしいのではないでしょうか。
観光産業について相変わらず日本政府の考えは安易という印象を持っています。
外国人がよく来てくれることを重視して観光地を整備すると、日本の美しさが失われる恐れがあります。
日本の美しさを追求していたら外国人がよく来るようになったというのが理想的です。
日本の自然は、保全を重視し、観光施設建設のための自然破壊は抑えるべきです。
歴史的遺産のある地域については、外国人の目を意識するのではなく、日本人の目を意識して整備すると、地域全体が日本文化の香りがするものになるでしょう。
都市部は外国人の目を意識して整備するともうちょっとましな町になるかもしれません。
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