去る6月21日、大日本印刷運営のオンラインの本屋さん「honto」で本を2冊注文し、ヤマト運輸さんの「ネコポス」で受け取りました。
初めての「ネコポス」利用だったのですが、
「honto」さんから「出荷のお知らせ」メールが24日に届いてから同じ日にヤマト運輸さんから「ポスト投函予定のお知らせ」メールが届きました。
ヤマト運輸さんの「ポスト投函予定のお知らせ」メールには、メールが届いた翌日の25日投函予定との記述で、「そんな早くに届くんだ。」と思いました。
しかし、あくまでも「予定」は未定です。
実際は、そのメールの記述にあった25日には届かず、26日に届きました。
荷物状況の経緯
この到着までの経緯を見て感じたのは、
ヤマト運輸さんが「ポスト投函予定のお知らせ」メールを送ることによって、無駄に自らのサービスレベルのハードルをあげてしまってはいないか?ということでした。
荷物状況の経緯を見ていると、途中「東静岡ベース」で「調査中」、「岐阜ベース」で「一時保管中」となっており、何かあったっぽいので、これがなかったらもしかすると25日に届いていたのかもしれません。
しかしながら、元々配達日時指定ができない「ネコポス」ですので、そもそも発送翌日に到着するとは思っていなくて、結果、中1日で届いているところをみて「正常」と思っていたわけです。
でも、ネットなどに出ている「ネコポス」の話を読んでみると、中1日以上に日数がかかっているケースもあり、さすがに遅いので問い合わせてみた、などの話が散見されました。
それで、ヤマト運輸さんのサイトの「ネコポス」のページを見てみると、「翌日配達」!!と書いているではありませんか!!
どうも、そもそもが「宅急便」品質(の速さ)でポストに投函配達するサービスだそうです!
「そんなレベルの高いサービスだったの!!」
僕は驚いてしまいました。
それで、途中「東静岡ベース」で「調査中」、「岐阜ベース」で「一時保管中」となっていて何かあったぽかった点を問い合わせてみました。
すると、やはりまっすぐ僕の住む関西へ行くはずの荷物が、なぜか東静岡ベースに行ってしまって「調査中」となり、そこから関西へ近道の「岐阜ベース」で「一時保管中」となっていたそうです。
この事象、ヤマト運輸さんのサービスを使うと時々遭遇します。
過去にも「宅急便」や「単身引越パック」でぜんぜん違う中継地や配達担当店舗に運ばれていたことがありました。
何度も起こるところをみると慢性的な問題を感じます。
取り扱う荷物が多いことや人員不足等、いろいろ考えられますが様々なサービスのレベルを上げてしまっていることで自らを追い詰めていないでしょうか?自分で自分の首をしめているような気がするのです。
そこで、ヤマト運輸さんに伝えさせていただいたことは、
特に「ポスト投函予定のお知らせ」メールの投函予定日について幅をもたせたものにすることと、少し触れたのは「ネコポス」に関しては「翌日配達」にこだわらなくてもいいのではないか?ということです。
本当に翌日配達にしたいのであれば、「宅急便」を利用すればいいと思うわけで、それで料金が高くなるのはそれ相応の付加価値であり、サービスを「安売り」しなくてもいいと思いますし、無駄にサービスレベルを上げる必要もないように思います。
そして、何よりもそのようなことを一企業が戦略として選ばなければならない社会の流れに、そもそもどうしたものか?と思います。
とにかく、デフレというか、労働価値が下がったというか、近年の社会の悪い流れが良心的なサービスの首をしめている一端をみたような気がしました。