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insen@tokyo 感想。

2006年10月31日 16時16分06秒 | 坂本龍一
記事まででもおわかりのとおり、仕事の休みを利用して、29日(日曜日)に行われた、Alva Noto + Ryuichi Sakamoto(アルヴァ ノト[カールステン ニコライ]+坂本龍一)の「insen tour」(インセン ツアー)の渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)での2日目の公演に行ってきた。
今回の東京珍道中については、また別記事でお話するとして、まずは、公演の感想を。

とは言うものの、先日聴きに行った大阪1日目とさして内容は変わらなかったように思う。
セットリストを出そうとすると、もともと曲の区別がつきにくい作品群のうえに、公演ではアレンジしまくり状態で何がなんだかわからない。よっぽどのマニアじゃないと無謀な感がする。
大阪公演と違った部分を挙げるとすれば、僕の席が2階席だったことと、アンコールが3曲あったこと。あと、会場が思っていたより大きかったこと。
大阪公演の会場は、厚生年金会館の芸術ホールでそんなに大きなハコではなかったので、渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)もそんなに大きくないのかなぁ?と勝手な想像をしていたが、これだったら、かの「川嶋あい」が憧れるのも無理はない。と思った。
大阪では、僕の席は1階席前から6列目で、結構、ステージから近い席だったが、教授やニコライの手元や注目のビジュアルの左側が立っているニコライの体で、あまり良く見えたほうではなかった。でも今回は、距離があるとはいえ、小さいながらも2人の手元やビジュアルもちゃんと観えた。また、ビジュアルはやはりある程度離れて見たほうが良いようで、大阪では見えなかった「文字」ようなものが見えたような気もした。
要するに、大阪は「寄り」で、東京では「引き」で、両方鑑賞することができ、元カメラマンとしては(特にビジュアルを鑑賞するには)どちらの公演も有意義なものであった。
そして、今回印象的だったのは、僕の席の近くから聞こえてきたイビキと、3曲目のビジュアルが線香花火のように美しかったこと。

今日、このあと、東京国際フォーラム ホールCにて、19:00から、日本での最後の公演が行われるが、会場に行かれる方は、ぜひ、会場で先行販売されている、去年のヨーロッパツアーの模様を収録したDVD「insen live」を購入されることをお勧めしたい。
先日も書いたが、この「作品」は、「音楽」とともに「ビジュアル」も同時に鑑賞するのが「肝」であるからだ。
これまでに発売されている2人名義のコラボCD3枚だけを買うよりは、このDVDを買うほうが、より作品を理解できるだろう。
また、近い将来に店頭での一般販売もされるだろうから、これまでの公演に行けなかった方や買い逃した方は、それを待つ価値はあると思う。

TB。--------
「junzirog:insen@osaka 感想。

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