はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

三上山へちょこっとハイキング

2015-12-13 17:23:11 | 山歩き
大阪と奈良の間には二上山がありますが、今日は「近江富士」の別称で親しまれる滋賀県の三上山(みかみやま)を歩いてきました。
 (ふもとから見た三上山)

三上山は名神高速からもよく見える山です。名神から見える姿が格好良くて好きですね。

まずは、ふもとの御神神社(みかみじんじゃ)にお参りして登山の安全を祈願です。神社の駐車場に車を停めさせてもらいました。
 

民家の脇の所から登山口があります。今回は表道を歩きます。イノシシ除けのゲートがありました。
 

しばらく上ると妙見堂跡へとつづく石段がありました。石灯籠が昔の姿を偲ばせてくれます。




ここでは名残の紅葉が迎えてくれました。(紅葉シーズンは終わったと思うけど?)


ここから本格的な上りがつづきます。岩場もあります。危険な所には手すりがあるので安心です。今日も、冬なのに暖か過ぎます。額から汗がポタポタと落ちます。




四分の三ほど登ったでしょうか。突然、視界が開けました。(山登りのご褒美ですね)


 (野洲川を渡る新幹線をパチリです)

 (もう1枚、倍率を変えて)

空が開けてきました。頂上は近い証拠です。(もう少しだ、がんばれ!)


そして、登山口から歩くこと50分(平均タイムです)頂上に着きました。頂上には大きな岩がありました。ここに神様が降りてこられたのですね。


祠があります。ここが奥宮です。頂上にはけっこう登山者がいました。小さい子どもも登っています。


頂上は、その後ろにありました。432mです。(東京スカイツリーより低いのか。でも、あべのハルカスよりは高い。そんな問題ではありません)


頂上の展望台からもう1枚パチリ。琵琶湖の向こうに比叡山が見えます。


最後は、下山して振り返って見た三上山です。三上山は以前から一度は登りたいと思っていた山です。やっと、今回登ることができました。感謝です。



古墳巡りはおもしろい(その3)

2015-12-11 19:13:56 | 古代史の舞台を歩く
古市古墳群の中心になるのが、「応神天皇陵古墳(誉田山古墳)」です。
かなり大きな古墳です。下から見るとちょっとした山です。
 (東側から後円部を見る)

 (拝所からの景色)

 (外側の濠には水がありません)

 (空から見た誉田山古墳)


次に訪れたのが、「仲姫皇后陵古墳(仲津山古墳)」です。この古墳は、古市古墳群では2番目の大きさです。(日本第9位です)仲姫(ナカツヒメ)は応神天皇の皇后です。応神天皇の御陵も大きいから皇后のお墓も大きいということなのでしょうか?しかし、造られた時代が応神天皇陵より古いらしいのです。これってどういうことでしょう?いずれにせよ大王の古墳にはちがいないでしょう。
 (拝所からの景色)

 (フェンスごしの景色)


最後は、「允恭天皇陵古墳(市野山古墳)」です。(前回「墓山古墳」と「允恭天皇陵古墳(市野山古墳)」と「継体天皇陵古墳(太田茶臼山古墳)」が同規格で造られている話をしました)允恭天皇は、倭の五王の済(せい)に比定されている天皇です。
 (市野山古墳案内板)

 (濠には水がありません)

 (近鉄土師ノ里駅)

近鉄土師ノ里駅は、「仲津山古墳」と「市野山古墳」にはさまれたような所にあります。ここにも古い街道の「長尾街道」が通っています。
ところで、土師氏といえば古墳造りに関わった一族です。ここ、古市古墳群(百舌鳥古墳群も)では、4世紀末頃から盛んに大古墳が造られるようになりました。それまでは奈良県を中心に造られたいた大古墳が、どうしてこの地に造られるようになったのでしょう?その頃活躍した倭の五王とも関係がありそうです。大きな謎でもあり、古代史のロマンでもあります。

今回、すばらしい天気に恵まれ、サイクリングをしながら古墳を巡ることができました。さいごは石川まで走り、二上山から葛城・金剛の景色を楽しみました。
 (一番右が先日登った金剛山)

今回、巡った古市古墳群の地図です。



※古市古墳群は、百舌鳥古墳群(5月13・14日参照)と共同で、世界文化遺産登録をめざしているそうです。そのことには異論はありませんが…。ただ、多くの古墳が、すぐ側まで家が建て込んでいて(これってすでに損傷や破壊ってことではないのでしょうか)そのため、容易に古墳に近づけないのです。また、近づけてもほとんどの古墳が立ち入り禁止なので、世界遺産として遠くから眺めるだけなんでしょうか。(宮内庁はどう考えているのでしょう?)世界遺産に登録するのなら、いろいろと条件整備もお願いしたいと思います。




古墳巡りはおもしろい(その2)

2015-12-10 22:23:51 | 古代史の舞台を歩く
今回(12月9日)は、古市古墳群を巡ります。(11月29日にも「雄略天皇陵古墳」と「津堂城山古墳」を訪れました)今回は、近鉄古市駅でレンタサイクルを借りて周辺の古墳を巡りました。

最初に訪れたのが、「日本武尊白鳥陵古墳」です。ヤマトタケルは古事記や日本書紀に登場するヒーローですが、最後は非業の死を遂げて、白鳥になって飛んでいきます。(伊吹山の頂上にも石像があります)
 (ヤマトタケル白鳥陵古墳)

大きな古墳です。これも大王の古墳と言ってもいいでしょう。ここが本当にヤマトタケルの古墳なのかは、これまで見てきたように確かなことはわかりません。
 (案内板の航空写真)

このあたりは、古代史の舞台と言える古墳や遺跡が多いところです。この写真を撮っている所も、竹之内街道という古い街道です。ここからは二上山もすごそこに見えます。
 (二上山がすぐそこに)


次に向かったのが、「墓山古墳」です。宮内庁が「応神天皇陵古墳」の陪塚として管理していますが、どう見ても大王級の古墳です。
 (墓山古墳)

この古墳も地図等で見ても大きな古墳です。これも大王級の古墳と考えてもいいのではないでしょうか。この古墳ですが、高槻市にある「現・継体天皇陵(太田茶臼山古墳)」や「現・允恭天皇陵(市野山古墳)」とほぼ同形、同大、同一築造企画で造られているそうです。ここにも何か古代史の謎(ロマン)を感じてしまいます。



そして、次に向かったのが古市古墳群の核心である「応神天皇陵古墳」(「誉田山古墳」あるいは、「誉田御廟山古墳」と呼ばれる)です。全国で第2位の大きさの前方後円墳です。(体積は日本1らしいです)
応神天皇は、仁徳天皇の父親ですから、親子で日本ワンツーの古墳ということですね。(ただし、埋葬者については確定しているわけではありませんので…)

「誉田山古墳」が「応神天皇」だとされている根拠が、誉田八幡宮の存在です。奈良時代の末頃に応神天皇を葬った御廟とする八幡信仰が生まれてからのことだといわれています。
 (誉田八幡宮境内)

江戸時代、古墳の後円部には石段があり、墳頂部には奥の院があったそうです。江戸時代の絵図には、石橋(方生橋)や石段が描かれています(江戸時代末期に取り払われたそうです)
 (方生橋)

それでは、「誉田山古墳(応神天皇陵古墳)」に行ってみましょう。

というところで、つづく。

阪急電車 ラッピング列車の揃い踏み

2015-12-09 21:00:48 | 鉄道
最近ラッピング列車とかいって、ゴチャゴチャした装飾の列車が走っていますが、なんか落ち着きません。
それでも、ラッピングした列車がやって来たら、ついついカメラにおさめてしまうのは、どういうことでしょう?
ということで、今回は阪急電車のラッピング列車を紹介します。
阪急電車は、大きく京都線・宝塚線・神戸線に分けられるのですが、それぞれにラッピング列車が走っています。

はじめは、神戸線です。わたせせいぞう氏のイラストが描かれた列車です。神戸線の観光スポットが描かれているそうです。(梅田駅にて)





次は、宝塚線です。あの手塚治虫先生のキャラクターです。鉄腕アトムもいます。宝塚線の観光スポットが描かれているそうです。(十三駅にて)





最後は、京都線です。京都の名所旧跡が描かれています。列車の名称も「古都」に決定したようです。(梅田駅にて)









ラッピング列車ですが、乗ってみれば中身はいつもの列車でした。(当たり前ですね)

12月8日は

2015-12-08 20:09:35 | 音楽の話
12月8日は、真珠湾攻撃により太平洋戦争に突入していった日です。1941年のことなので、今から74年前のことになりますが、この日も忘れてはならない日にしたいものです。(マスコミも言いませんね)

そして、12月8日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日でもあります。なので、今日は、ジョン・レノンを偲んでジョンの曲を聴いていました。

ジョン・レノンといえば「イマジン」が有名ですが、「イマジン」の話をしていくと、重い話になりそうなので、やめておきます。
(『イマジン』)

ただ、太平洋戦争がはじまった日と、「平和主義者」のジョン・レノンが亡くなった日が同じことに、何か因縁を感じるのは私だけでしょうか。

ジョン・レノンの話に戻りましょう。ジョン・レノンのアルバムで一番のお気に入りが『ロックンロール』です。(これと、『イマジン』と『ダブル・ファンタジー』と『ジョンの魂』だけしか持っていませんが)
 (『ロックンロール』)

このアルバムは、タイトル通り全編ロックンロールです。1950年代の名曲のカバー集ということで、古き良き時代のロックンロールが聞けます。

レコードジャケットも格好いいですね。若かりし頃の写真だそうで、ジョンの前をビートルズのメンバーが走っているのだとか?

2曲目にベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」が入っているのですが、この曲って、廃線跡やトロッコ道を歩いている時に、ついつい口ずさんでしまいます。(映画は観ていませんが…)


ジョン・レノンは、ビートルズの中でも一番ロックンロールが似合ってた人だと思っています。そのジョンが亡くなって、今日は35年目だそうです。時間の経つのは早いです。