はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

寝台特急「カシオペア」の思い出 (2014年5月の記録)

2016-03-22 21:56:26 | 鉄道の旅
またひとつ、寝台特急が姿を消しました。上野と札幌を結ぶ寝台特急「カシオペア」です。


今の日本は、ゆっくりと夜行列車で旅をする時代ではなくなりましたね。
残っているのは、「サンライズ出雲」と、九州を走る「ななつ星」ぐらいでしょうか?「ななつ星」は移動手段というよりは、出発地に戻ってくる周遊列車で、おまけに何十万という「あほくさい」料金を払わないといけませんが。(お金があれば乗りたいですが…)

私の学生の頃は、「きたぐに」という大阪から青森に向かう急行列車があり、それに乗って青森に行った思い出があります。私が乗ったのは、寝台列車ではなく、普通の向かい合った4人がけの座席でした。夜の11時頃に大阪を出発して、青森に着いたのは次の日の夜だったような思い出が…。

さて、「カシオペア」ですが、2014年の5月に乗る幸運に恵まれました。その頃は、「トワイライトエクスプレス」も走っていましたが、どちらもチケットが手にはいらないことで有名でした。そういう状況で、「カシオペア」のチケットが奇跡的に手に入りました。いつもお世話になっている旅行社の方のおかげでした。

 (上野駅発です)

 (16:20発車)

 (上野駅に入線です)

 (男前です)

 (札幌へ)

 (輝く車体)

 (道中の友たち)

「道中の友」が効いたのか、せっかくのカシオペアの旅なのに、仙台駅に着く頃には寝てしまったのです。もったいないことをしました。
目が覚めたときは、北海道に入っていました。おまけに二日酔いです。(最低ですね)

 (朝のラウンジカー)

 (車窓から)

そんな訳で、北海道での写真は上の2枚だけです。札幌駅での写真もありません。(馬鹿野郎ですね)

このように、私のカシオペア体験は、苦い思い出になってしまいました。しかし、カシオペアは個室なので、酔っぱらいにはありがたかったです。トイレも完備されているし…。

四天王寺の夕日に極楽を見ました

2016-03-21 09:50:00 | 大阪のまちをぶらり
四天王寺では、お彼岸の日に石鳥居に夕日が沈みます。その夕日を拝みに四天王寺に行って来ました。

四天王寺が建立されたころは、西側には難波津があり、それを見おろすような形で鳥居が建てられています。確かに今でも鳥居の前に立って西側を見れば、急坂(逢坂)になっているのがわかります。


平安時代の後期から、浄土教の西方極楽浄土信仰と重なり、四天王寺の西門は「日想観(じっそうかん)」の聖地となったそうです。(「日想観」とは、彼岸の中日に石鳥居の向こうに沈む夕日を拝し、極楽浄土を観想する行です)鳥居は、極楽浄土と現世の結界であり、大門は極楽浄土へ通じる門ということで「極楽門」と呼ばれるようになったそうです。


その極楽門での「日想観」に参加しながら夕日を拝ませていただきました。およそ500人ぐらいの老若男女が「日想観」の勤行に参加していました。西方を望みながら、私もしっかりお経をあげさせていただきました。



そうしているうちに、いよいよその時がやってきました。それでは、みなさまも石鳥居の向こうに沈む夕日をごらんください。

 (17:38)
 (17:42)
 (17:44)
 (17:48)
 (17:50)
 (17:51)
 (17:52)
(17:53)
 (17:54)
 (17:55)
 (17:56)
 (17:57)
 (18:01)
 (18:02)
 (18:03)

本当に西方に極楽浄土がありました。合掌。






春をさがして(長居植物園)

2016-03-19 18:01:21 | 花めぐり
一昨日から春本番といえるような陽気が続いています。今日は雨でしたが、この雨も春を呼ぶ雨なのでしょう。昨日(3/18)の午前中、晴れている間に、春をさがしに長居植物園に行って来ました。

そうそう、新しいレンズを買ったので、今回の写真はすべてそのレンズで撮影しました。(35ミリ単焦点レンズです)

 (ユキヤナギ)

幼稚園の園児でしょうか、にぎやかな声が聞こえてきました。園内には、春の香りがただよっています。

 (モクレン)

 (サンシュユ)

 (ボケ)

美しい花なのに「ボケ」とは失礼ですね。写真はボケないよう写したつもりですが…。

今回のお目当てのひとつ「マンサク」です。早春にまず咲くことから、「まんずさく」→「まんさく」になったとか…。
 (マンサク)

「ミツマタ」の花も咲いていました。はじめて見ましたが、美しい花です。
 (ミツマタ)

 (満開のオオカンザクラ)

 (ご存知の)

 (アミガサユリ)

可憐な花です。写真ではわかりませんが、花の内側に網状の模様がありました。

(アセビ)

この葉を食べると、馬が酔っているように見えたそうです。漢字で書くと「馬酔木」と書きます。(そのままですね) かわいい花にも毒があるのですね。

 (ジャノメエリカ)

エリカといえば、中学生の頃、あこがれていた女の子の名前でした…。関係なかったですね。


前回は1月の末に行ったので、約2ヶ月が経ちました。お花もこれからどんどん咲いてきますね。なんといっても桜が楽しみですね。桜前線とともに旅をするのが昔からの憧れなのですが、今年こそは実行したいものです。







心癒されるライブでした

2016-03-18 16:51:55 | 音楽の話
昨夜は、友人に誘われてライブに行って来ました。
「ペイルセインツのイアンマスターズが三国のナージでライブやります…。」というお誘いでした。
実は、ペイルセインツというバンドもイアンマスターズというミュージシャンも知らなかったのですが、とりあえず行くことにしました。なぜなら、ナージという三国のスペイン料理店には何回か行っていて、美味しいスペイン料理が食べられるので、音楽目当てというよりは食事目当てに参加しました。


イアンマスターズがいたペイルセインツというバンドの音楽は、シューゲイザー系といわれるもので、ロックのジャンルのひとつです。1990年ごろに盛り上がっていたそうで、ノイジーなギターサウンドが…。このころ私はちょうど仕事が忙しくなったころで、あまり音楽を聴いていなかったころです。

ライブ会場(と、言っても料理店です)は、ピアノがあるだけのシンプルそのものです。


ライブは8時からということなので、腹ごしらえをしておくことにしました。もちろん、赤ワインと共に、パエリアもいただきましたよ。

そうしているうちにライブがはじまりました。はじめは、ステファノ・グッツェッティが、穏やかで美しいピアノソロを聴かせてくれました。この人はポスト・クラシカル期待のイタリア人作曲家でピアニストということです。
クラシックは、ほとんど知りませんが、ジャズならキース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」を彷彿させてくれました。

休憩をはさんで、イアンマスターズの登場です。ステファノさんのピアノ伴奏で何曲か歌ってくれました。柔らかいボーカルと癒しのピアノ演奏で、心地よい時間が流れました。


ライブが終了して、もう一人の友人は、自分のCDにイアンマスターズのサインをもらったり、記念写真を撮ったりしていました。それにしても、ペイルセインツのCDを持ってるなんて、かなりのロック通ですね。
そうそう、なんとイアンマスターズさんは、三国在住らしく日本語もペラペラでした。

ピアノを弾いていた、ステファノさんですが、次は京都でライブをやるそうです。



※三国のナージに行く前に梅田に寄りました。夕景がきれいだったので、おもわずパチリしました。

山口の旅 (最終回)

2016-03-16 19:03:01 | 知らない街をぶらり
今回は、門司港なので、正しくは「山口の旅」ではありませんが、流れですので…。

連絡船で門司港にやって来ました。お腹もすいてきたので、門司港名物の焼きカレーをいただくことにしました。入ったのは、和洋レストラン三井倶楽部です。この建物は国指定重要文化財だそうです。


さて、焼きカレーの味は、チーズをのせて焼いたカレードリアといった感じでした。
 (門司港焼きカレー)

 (地ビールも美味しい)

門司港には三井倶楽部のように古い建物が多く残っています。ちょっと街をぶらりです。
 (旧門司税関)

 (ここは港町です)

 (観光用列車も走ります)

 (オシャレなおじさんが)

 (前にまわると…)

 (門司港レトロです)

門司港駅も古い建物でしたが、現在は改修中でした。(2年後には、昔の姿がよみがえるようです)
ホームに立てば、ここが九州の玄関口であることが実感できます。
 (駅は改修中)

 (洗面所もレトロ)

 (旅愁ただよう駅です)

これで山口の旅は終了ですが、小倉から新幹線に乗車したので、ついでに小倉の街もぶらりしました。あまり時間がなかったのですが、前から気になっていた旦過(たんが)市場に立ち寄りました。
旦過市場は「北九州の台所」と言われています。市街地の真ん中にあるのですが、昭和がそのまま残っているような場所です。
 (この雰囲気ですよ)

 (看板がいいですね)

 (川の上にあります)


今回の楽しい旅もこれでおしまいです。最後は小倉駅から「さくら」で新大阪駅に向かうだけです。もちろん出発式(ビールをプシュ)の儀式も滞りなく行いました。
 

(完結)