2015年10月20日 (火)
岩国市 会員 吉岡 賢一
近くに住む孫三兄弟の兄ちゃんは中学生最後の、そして三男坊は幼稚園最後の運動会となったこの秋。
手に汗握る躍動や、思わず手を添えたくなる幼い姿に、私たち応援団は声援を送り続けた。
中でも、必死の形相で脱兎のごとく土を蹴る兄ちゃんの足音は、確かな成長を物語るようで実に頼もしい。かつては、今の三男坊と同様にハラハラドキドキで応援したものである。
そんな三男坊が中学3年になったとき、どんな足音を聞かせるのか。そのとき兄ちゃんはどんな足音を響かせるのか。
ジジの夢には際限がない。
( 2015.10.20 毎日新聞「はがき随筆」掲載 )岩国エッセイサロンより転載