はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

先生は変わらない

2018-06-22 16:24:04 | はがき随筆
 還暦記念同窓会、中学卒業以来35年ぶりの再会である。地位や貧富など全く関係なく少年少女時代に帰るのである。年次や学校によって違いはあるが度々同窓会に呼ばれる。どの同窓会でもさうであるが、元生徒たちは「先生は昔とちっとも変らない」と口々に言う。白髪、老体の私のことである。
 何十年たっても昔の印象が現実の状態を超えてしまうのであろうか。私もずっと以前、何十年かぶりに旧師に出会ったとき全く同じ印象を持ったことを思い出す。この現象、固定観念とでも言うのだろうか。専門家に教えてもらいたい。
  鹿児島市 野崎正昭(86) 2018/6/22 毎日新聞鹿児島版掲載

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