今年は筍の出が悪い。夏の猛暑と冬の厳寒のせいだろう。いつもならもう十分に楽しんでいるころだ。
見つけやすいように竹山の除草もした。底が薄くなった雨靴を履いて、踏みしめるように竹山の中を歩き回る。ちょっとでも芽が出ていると先のとがった部分が靴底に当たって分かる。また、朝露がほんのり芽に光っているか、少し土が盛り上がっているかで分かる。少し出ている筍を鍬で傷めないように掘った時はうれしい。夕食の食卓もちょっぴりにぎわう。
明日もちょっぴりの筍を楽しもう。
出水市 畠中大喜 2011/54 毎日新聞鹿児島版掲載
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