はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

人間社会

2006-03-13 22:30:12 | はがき随筆
 冬の風物詩。梅の枝や椿の花に群れるメジロが今年も里におりて来ない。何年も何十年も繰り返された自然の営みが一つずつ消えていく。人間が便利さを追求するあまり、何かが壊れているような不安を感じるのは私だけだろうか。小さいころ見かけたアカショウビン、カワセミ、コジュケイ、ヤマドリなど、ほとんど見かけない。めったに姿を見せなかったタヌキやイタチが夜はウロウロ。小動物たちが何かを訴えているような気がする。後戻り出来ない文明の進化。どっぷりつかっている私でも何かができないか。ふと思う。
   指宿市十二町 有村好一(57) 3月13日掲載 特集版-1

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2 コメント

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はどめ (駿)
2006-03-14 12:05:07
 同感です。欲望に歯止めがなく、喰い放題でなにかへの畏れがない現代日本はどうなるのやら。つつましい資本主義であれ。モノははもう沢山,

小欲知足だ。妻はお米のとぎ汁は海を汚すと植物へ、私は広告の裏を俳句の反故書きに利用しています。
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考えましょう (赤翡翠)
2006-03-14 13:17:22
次の世代に何を残せるのでしょうか。一度立ち止まって1人1人が考えましょう。
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