4月1日、私は鹿児島空港から屋久島へと飛び立った。飛行機で約35分、世界遺産の島、屋久島である。
飛行機の中で、花束を抱えた私に、スチュワーデスさんが声をかけてくださった。
「きれいな花束ですね。屋久島に赴任されるんですか。新しい所でも頑張ってください」
そのさりげない言葉に、思わず、ほろりと涙がこぼれた。
見送ってくださった人たち、迎えてくださった人たち、沢山の人たちの温かさや優しさに支えられて生きている。愛と希望を乗せて──。
屋久島町 山岡淳子 2011/4/20 毎日新聞鹿児島版掲載
画像はフォトライブラリより
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