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ひまわりの花が咲き誇るこの時期にいつも思い出す事がある。長男が小学校に入学した年の4月に思いがけなく大雪が降り、庭一面10㌢くらい積もった。長男も喜んでいたが、突然ポットからお湯をコップに入れて苗木にかけ始めた。私はダメ! と大声で叫んだ。息子は「でも冷たくて可哀そう」。息子の優しさだと気づき、大声で注意した事を反省した。
そのひまわりも二階のベランダに届く程大きく成長し咲いた。もう40年以上前の事だが、夏、ひまわりが咲くと思い出す。東京に住む息子家族も毎年帰省し孫の成長が楽しみである。
鹿児島市 四元幸子 2017/8/22 毎日新聞鹿児島版掲載
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