甲子園を目指す球児たちの活躍が伝えられる季節になった。高校1.2年の同級生に野球部員がいた。2年生からセカンドのレギュラーだった。クラスで誘い合い応援にも通った。前日の豪雨でグラウンドがぬかるみが残る試合日があった。延期になると応援にいけなくなる。観客席でやきもきしていた。遠くからごう音が。ヘリコプターがマウンドの一㍍程真上に下りてきた。空中に停止したまま、プロペラの回転でグラウンドを乾かし始めた。試合結果は覚えていないが、観客と選手全員で、機体が小さくなるまで手を振っていたことを思い出す。
鹿児島市 高橋誠 2012/7/30 毎日新聞鹿児島版掲載
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