近所のガレージにツバメの巣がある。親鳥が戻ってくる度にヒナたちのにぎやかな声が聞こえる。休む間もなく手当たり次第に虫を捕っているのだろう。
ところが、思白い光景を目にした。トンボをくわえたツバメが3.4メートルの高さに上がり、パッとトンボを落とした次の瞬間、地面に届く前にまたキャッチ。そしてもう一度上空で口を開き、地面に落したトンボをつかの間眺めた後、飛び去った。トンボは元々死んでいたのか、ちょっと干からびている。
虫が生きているかどうか試す姿を初めて見た。我が子のため念には念を入れる親心に脱帽。
鹿児島市 種子田真理 2013/5/29 毎日新聞鹿児島版掲載
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