タケノコのお届け物があり、皮をはごうと抱えて外へ。
「痛い」。敷石を踏み外して足をこねた。前回のけがの時にサポーターを残していたことを思い出し、四つんばいでさがした。やっとみつけるとそれで固定。激痛だったが、指は動いた。どうにかして立ちあがった。
我に返ると、タケノコはゴロゴロと玄関先に転がっていた。寝込むことすらない93歳の義母が「あ~あ」と片付けた。よく転ぶ私にとって敷石は風情もへったくれも無い。僅か数㍉の段差が恨めしい。
やっと作ったタケノコずしを家族はパクパク食べていた。
宮崎市 津曲久美(62) 2021/5/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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