ガソリンを入れようと、ガソリンスタンドに車を止めると、車窓の向こうに何と、モッチョム岳がきれいに見えた。山のてっぺんはとんがっていて、山肌が見える。ごつごつとした岩。険しい山だが、その姿はりんとして何とも美しく、聖なる山という感じがする。 千尋の滝に行った時、モッチョム岳登山口の看板を見つけ、ここから登るんだなと思ったが、眺めているだけにしておこう。千尋の滝は、流れ落ちる滝も一枚岩も、それはそれは見事だ。間近に見たモッチョム岳は、みんなの幸せを願い、見守っているように見えた。
屋久島町 山岡淳子 2012/9/17 毎日新聞鹿児島版掲載
四十年前になりますが、私が登った時は雨の中で、登山口付近は楽だったのですが、頂上に近くなるに従って、木の根に摑まりながらの登山になりました。仲間の一人が足を滑らして転倒し、肋骨を折ってしまったのが思い出されます。
頂上では、雨が止みましたが雲のため遠望が出来ませんでした。雲の上に出たのでしょうか。