牛乳を飲む人より、配達する人の方が健康になれるということわざが西洋にあるという。
牛乳を飲む人も運ぶ人もそれぞれのためではあるが、他者に何かをしてもらうより、してあげる方が、精神的な健康を得ることができる。
幼少期より私は体が弱く、親が牛乳を与えたのが今も続く。
私たち人間は与えるより与えられることを望むものだが、心の健康につながる道は他者に与える行いのなかに見出せる。
ひ弱かった私は父母の愛を受け、いつも努力を心掛け、牛乳を必ず飲み、ちょっとしたウオーキングも続けている。
宮崎県延岡市 逢坂鶴子(94) 2021/1/23 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます