40年ぶりの懐かしさから″ちょっとだけ″と踏み込んだ登山道。緑のトンネルに抱かれ心が弾む。ミヤマキリシマの出迎えに感激しながら、下山してこられる方に尋ねてみる。「あとどれくらいですか?」「ここからだと歩きやすく、もうきつくない」と言われお礼を言いつつ、山頂に向けて足は止まらなくなってしまった。のぞき見た恐怖がいまだに残る深いカルデラも新緑とピンクに彩られている。思い切り頂の空気を吸い込み、全身を伸ばしてみる。幸せ! 食物もなく服もなく早々に下山したけど「登ろうか」「いいよ-」と同行してくれる夫に感謝です。
鹿児島市 浜地恵美子(54) 2009/7/3 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿児島市 浜地恵美子(54) 2009/7/3 毎日新聞鹿児島版掲載
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