2月17日
ここ十数年来、農村地域にも老朽化した廃屋がずいぶんと目立って来た。中には古びてはいるものの瓦や柱などは、がっちりしていてそのまま十分住める建物もある。廃屋になった理由は人さまざまであろう。後継者が零細な農業に見切りをつけ、都会に職を求めてやむにやまれず離村した人もいるようだ。その反面、定年退職後の老後を、都会の雑踏や騒音から逃れて農村でのんびりと余生を過ごしたいという人たちも増え、新築家屋はブームを呼んでいる。昔の農村には見られなかった現代の社会の二面性を如実に具現しているように思えてならない。
霧島市隼人町松永 有尾茂美(77)
ここ十数年来、農村地域にも老朽化した廃屋がずいぶんと目立って来た。中には古びてはいるものの瓦や柱などは、がっちりしていてそのまま十分住める建物もある。廃屋になった理由は人さまざまであろう。後継者が零細な農業に見切りをつけ、都会に職を求めてやむにやまれず離村した人もいるようだ。その反面、定年退職後の老後を、都会の雑踏や騒音から逃れて農村でのんびりと余生を過ごしたいという人たちも増え、新築家屋はブームを呼んでいる。昔の農村には見られなかった現代の社会の二面性を如実に具現しているように思えてならない。
霧島市隼人町松永 有尾茂美(77)