今年も庭の隅の藤棚が、夥しいほどの蕾をつけた。
暦が4月に改まって寒の戻りも無くなり、近くの公園から風に吹かれた桜の花びらが、花吹雪となって門前の道路に舞い散るのを合図にしたかのように藤の蕾が膨らみ、30㌢ほどに伸びてブドウの房状に垂れ下がり、付け根(上部)のほうから順に白紫色の花が開き始めた。
この見事な花々を多くの人に見てもらいたいのだが、あいにく自宅は通りから最も奥に位置している。我が家に来訪する人以外の通行人の眼にはとまらない。多くの人に鑑賞してほしいのだがなあ。
熊本市東区 竹本伸二(91) 2020/5/2 毎日新聞鹿児島版掲載
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