はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

卒業式シーズン

2006-03-20 14:45:14 | はがき随筆
 3月はあらゆる学校の卒業式のシーズンである。喜怒哀楽を共に過ごして指導を仰いできた先生方をはじめ、同じ教室で机を並べて学んできた学友とも卒業式後、いよいよおさらばしなければならない。「蛍の光」や「仰げば尊し」などが講堂内に厳かに流れてくると、別離の辛さが一段と高まり、熱いものがじーんと込み上げてくる。目元をそっとハンカチで拭う女性、凛として引き締まった顔々々。この日を境にして更に進学する者、あるいは就職する者と道は二つに分かれるが、共に若さと夢の実現に向けて万全を期してほしい。
   霧島市隼人町 有尾茂美(77) 3月20日掲載

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2 コメント

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色々な別れ (赤翡翠)
2006-03-23 10:13:21
寂しくなるけど喜び合える別れ、本当に辛い別れ…、いろいろあります。

明日はAさんと辛い別れの日…。いつの日か本当の幸せに出会ってほしいと祈りつつさようなら。
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巣立ち (駿)
2006-03-23 05:46:42
春三月は、人事異動や転勤、卒業、進学、就職とあわただしい。受験失敗の諸君、めげずに気を取り直し再スタートだ。人生は長いぜ。



 ♪三月や先輩のこと恋のこと   駿
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