3月はあらゆる学校の卒業式のシーズンである。喜怒哀楽を共に過ごして指導を仰いできた先生方をはじめ、同じ教室で机を並べて学んできた学友とも卒業式後、いよいよおさらばしなければならない。「蛍の光」や「仰げば尊し」などが講堂内に厳かに流れてくると、別離の辛さが一段と高まり、熱いものがじーんと込み上げてくる。目元をそっとハンカチで拭う女性、凛として引き締まった顔々々。この日を境にして更に進学する者、あるいは就職する者と道は二つに分かれるが、共に若さと夢の実現に向けて万全を期してほしい。
霧島市隼人町 有尾茂美(77) 3月20日掲載
霧島市隼人町 有尾茂美(77) 3月20日掲載
明日はAさんと辛い別れの日…。いつの日か本当の幸せに出会ってほしいと祈りつつさようなら。
♪三月や先輩のこと恋のこと 駿