「出征兵士」の中に私の名がある。が、時に当時の時代背景を感じて嫌になることがある。
安曇野ちひろ美術館で岩崎ちひろの「戦争の中の子どもたち」展に出合った。その中のひとつ、スポットの当たった少女の白い顔に引きつけられた。そして、私は不覚にも涙を流してしまった。少女は戦場で何を見たのか言葉を失っている。泣くことすら忘れている。深く傷ついた黒い瞳──。その姿が幼かった頃の私の3人の娘たちと重なるともう涙は止まらなかった。
「いかなる戦争も絶対にしてはならぬ」。混雑した暗闇の中で私は強く思った。
出水市 中島征士 2012/4/23 毎日新聞鹿児島版掲載
安曇野ちひろ美術館で岩崎ちひろの「戦争の中の子どもたち」展に出合った。その中のひとつ、スポットの当たった少女の白い顔に引きつけられた。そして、私は不覚にも涙を流してしまった。少女は戦場で何を見たのか言葉を失っている。泣くことすら忘れている。深く傷ついた黒い瞳──。その姿が幼かった頃の私の3人の娘たちと重なるともう涙は止まらなかった。
「いかなる戦争も絶対にしてはならぬ」。混雑した暗闇の中で私は強く思った。
出水市 中島征士 2012/4/23 毎日新聞鹿児島版掲載
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