はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

歌劇「若狭」

2006-03-07 09:30:56 | はがき随筆
 「思わず涙がこぼれた」。口々に言い交わしながら、老いも若きも興奮さめやらぬ表情で会場を後にした。先ごろ種子島で歌劇「若狭」が上演された。島では初の歌劇とあって観客動員が心配されたが、入場券は即売り切れ、会場は立ち見の観客であふれ、熱気ムンムンだった。若狭が恋人をあきらめ、ポルトガル人のもとに嫁ぐことを決意、その絶叫シーンには、福富・若狭の迫力満点の歌声に酔い、客席のあちこちからすすり泣きの声が漏れた。公演が終わった後も事務局には感謝の便りが後を絶たないと言う。感動の嵐がしばらくは島内を駆け巡りそうだ。
   西之表市西之表 武田静瞭(69)  3月7日掲載 (画像をクリックすると大きくなります)


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1 コメント

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武田さーんブログも見て (アカショウビン)
2006-03-07 12:06:22
 感動が伝わってきます。未だかつて鹿屋市でオペラ公演の話は聞いたことがありません。いいなあ私も見たい!
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