2月の初旬の日曜日。1時間で何本の竹の子を探せるか。山主と焼酎をかけて対戦である。彼の竹林は草木1本もない。しかし、長年の竹の葉が山肌を5㌢以上も覆い尽くしている。
山主はヤマンガ(山刀)で竹の葉を削り取って探す。私麦踏みのように竹林の墨から踏んで探す。私が16本。山主が9本。15分の時間を残して山主がギブアップした。
山主が「お礼はできないが竹の子の芽が出る。中旬まで手伝って欲しい」。「お礼は一杯の焼酎で手を打ちます」「君の一杯は腹で一杯だから要注意だな。ワッハッハ」「ウッフッフ」
出水市 道田道範 2012/3/26 毎日新聞鹿児島版掲載
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