サークルで鹿の子百合の盛りのころ行くはずの旅行が、個々の小用で盆が過ぎて出掛けた。
里港に着き、バスで島巡り。あきらめていた百合が、ぽつぽつと沿道にやさしく迎えてくれた。長目の浜、玉石海岸の美しさに感嘆。瀬尾の三滝で縁に立ち、見あげればとうとうと流れ落ちる水を目にし岩山の保水力に驚いた。甑島は台風の通り道。船から見た山肌にはう樹形や、陸からは見えない滝の景観に感動した。家事を離れて9人の仲間。語り放題。2泊3日の旅はフレッシュな気分にしてくれた。白く内面に淡紅色のぼかし。名残の百合が美しかった。
出水市 年神貞子(74) 2010/9/17 毎日新聞鹿児島版掲載
写真はフォトライブラリより
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