「オイッ、吹いてるか、大丈夫か」。こちらに台風が接近しているときの札幌の友人からの見舞いの電話である。「ふぶいているのか、しばれているのか」。こちらから札幌への激励である。お互いに相手方の天気予報を見てのやりとりである。
彼とはずっと以前2カ月にわたるアメリカ・カナダの教育事情の視察研修で行をともにして以来の中である。折々の季節、近況を知らせたり災害や悪疫等が懸念されると励ましの電話のやりとりになる。お互い齢を重ねた。電話の最後は共に「オイッ、まだ先は長いぞ、楽しんで行こう」である。
鹿児島市 野崎正昭(88) 2020/4/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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