紙面を開くとおれんじ鉄道、全線300円にひかれて上川内駅から列車に乗った。ガタコトと揺れる車内から外を眺めていると、すぐ近くでお年寄り3人が楽しそうに方言でカタッているのが聞こえてきた。しばらくすると、途中駅から若い家族連れが乗り込んできて、こちらも楽しそうに唐芋普通語でしゃべり始めた。窓の外は青々とした東シナ海と段々畑、車内はかごっま弁が飛び交い心が和む。
自然と人との調和にローカル鉄道の旅もいいものだと思っているうちに、いつの間にかうとうととネブイガヒッチて夢の中。
さつま町 小向井一成 2017/6/25 毎日新聞鹿児島版掲載
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