夕方、台所で取り込み中、弟が娘と生後3カ月の男児を連れて来宅。一瞬困惑。紅茶とちまきを出し応接間の方へ。男児は大声で泣き体をよじりオムツの交換を催促。お茶どころではない。母親が慌てて処置した。
その後、急いで抱いて玄関の方へ。「また来ます」と足早に去った。私は後を追い、車のドアを開けると、オッパイに吸い付き「ゴクリ、ゴクリ」。なるほどこれで満足なのだ。「では泣き声の特別賞ね」と寸志を差し出す方を横目で「ジロリ」。
自分が誰の家に来て何をしてもらっかさっぱり。始まったばかりの人生。立派になあれ。
肝付町 鳥取部京子 2012/7/24 毎日新聞鹿児島版掲載
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