はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

決意

2013-12-07 17:24:12 | はがき随筆
 妻も古稀を迎えた。が、祝宴会は子供たちの都合がつかずに延期となった。仕方なくその夜はワインで2人での寂しい乾杯となった。ならば、温泉にと日にちを決めた矢先、母の具合が悪くなり、おじゃんとなった。
 ようやく子供たちから一月遅れのお祝いをすると電話があり、今度こそと喜んでいたが、主人公が風邪をひき、またもや流れてしまった。
 そういえば、2年前の私の古稀の祝いの時は、足の親指を骨折し、うまい酒をなめる程度で終わったっけ。こりゃ2人の70代は前途多難ぞ。いや、災い転じて福となさねばなるまいぞ。
  肝付町 吉井三男 2013/12/4 毎日新聞鹿児島版掲載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿