「あのきんかんの木は、じいちゃんが中の市で買ってきて植えたものだったんだけどねえ」と母が語る。きんかんの木が1本あった。毎年、たくさんの実をつけていた。母の炊くきんかんは寒い朝、喉の健康にもよく、風邪の予防にもなり、食卓をにぎあわせた。近所の方にも配って喜ばれた。
そのきんかんの木を別の場所に植え替えることになり、移したのだが、時期が悪かったのか、育たなかった。
今度は母がきんかんの木を2本植た。その木はまだ小さいが、大きな木に育ちゆっさゆっさと実をつける日が楽しみだ。
出水市 山岡淳子 2015/3/7
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