今年届いた喪中はがきのうち伴侶を亡くしたというものが6枚あった。私と同世代の人が亡くなったとの知らせは、自分の死を連想させる。
父は86歳で亡くなった。私の命は、少なくとも、父親の年齢までは前に続いているような気がする。
でも、吉田兼好さまは、徒然草(155段)で「死は、前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり」とおっしゃっている。
喪中はがきを見ていると、まったくそのとおりだとつくづく思い知らされる。
元気に生きて、ぴんぴんころりといきたいものだ。
熊本市北区 岡田政雄(74) 2021.12.4 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます