曽祖母は折り紙が得意で、老人ホームに入所していても千羽鶴を完成させるほどでした。ところが肺炎で入院となり日に日に容体は悪化していきます。「もってあと1日」と言われた時は家族一同ぼうぜんとなりました。主治医の先生、看護師さんの懸命な対応、周囲の励ましのおかげで持ち直し、3ヶ月も頑張ってくれました。
ホームの部屋の片付けに行くと、日記を発見。毎日最後に「さみしいな」と書かれていました。涙がこみあげてきました。
今、看護師への道を歩き始めた私を、曽祖母が応援してくれているように思います。
熊本県八代市 中本歩花(18) 2020/7/11 毎日新聞鹿児島版掲載
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