飛行機は、屋久島発鹿児島行き。お日様がにこにこ笑っていて風のない日が一番うれしい。
夕暮れの早い冬は、町の明かりが宝石箱の宝石をパッとちりばめたように見えた。
雲の多い日には、雲海がきれいだ。羊の毛のようなもこもことした雲、わた菓子のようなふわふわとした雲……。さまざまな形をした雲が遊んでいる。
雲のない日には、海岸線と青い海がくっきり見える。
飛行機の窓から外海をながていると、あっという間に鹿児島空港に着く。ありがたい。今日も安全な空の旅をありがとう。感謝しながら家路に着く。
屋久島町 山岡淳子 2012/8/16 毎日新聞鹿児島版掲載
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