はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

不思議に時は流れる

2010-06-08 11:27:47 | はがき随筆
 高卒後、県の出先機関に臨時職員(日給130円)として採用された。夜は短期大学第2部に通い、ノート整理で午前1時2時就寝がごく当然であった。
 夜学部の高校生を対象に、授業案なしの教育実習、今と比べると雲泥の差がある。47年前のころで、教員採用もほぼ全員であった。高卒者は小学校助教諭で、通信教育に免許取得、大学卒資格にと一生懸命であった。
 夏休み、先生方の姿はほぼ皆無であった。今は、ほとんど勤務して一日中パソコンとにらめっこしたり研修したりの現実。今も以前も不思議さも感じずに時は不思議に流れる。
  出水市 岩田昭治(70) 2010/6/8 毎日新聞鹿児島版掲載

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