話した、話した。時間を惜しんで話をした。音信不通だった友人との40年ぶりの再会に出かけた。大阪での待ち合わせに多少の不安があったが、お互いの面影が難なく引き寄せ名を呼んだ。若い頃の職場の同期だった。共に結婚をし、それぞれの道を歩み始めた。が、変わっていたのは、重ねた年輪と共に良き婆になった事。友人宅にお世話になり、長年の胸の思いも、ほとばしる話の中で消沈。一緒に昔をたどり、歩き、遊び楽しみ、時間の速さがもどかしく思えた。再会を約束し手をふる。
快く送り出してくれた夫にも感謝。
宮崎県西都市 川野満子(69) 2019/12/5 毎日新聞鹿児島版
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