毎朝、目覚ましに庭を掃く。動いていると自然に意識が澄んでくる。今朝も掃いていると柿の葉が1枚落ちて来た。取って見ると熟柿の色より濃い赤の中に、鮮やかな黄色の葉脈が広がり、あちこちに深い緑がある。虫穴もある。が、見飽きない。
ずっと見入っていると、なぜか懐かしい郷愁のようなものがわいてきて、いつか紫式部の時代のことを思い起こしていた。
ちょうど出て来た妻に渡して「銀行に持っていくとお金に換えてくれるかもよ」と言うと、しばらく眺めてから「これは何物にも代え難いものよ」と妻。いやあ、まいったなあ。
出水市 中島征士(64) 2009.10.28 毎日新聞鹿児島版掲載
ずっと見入っていると、なぜか懐かしい郷愁のようなものがわいてきて、いつか紫式部の時代のことを思い起こしていた。
ちょうど出て来た妻に渡して「銀行に持っていくとお金に換えてくれるかもよ」と言うと、しばらく眺めてから「これは何物にも代え難いものよ」と妻。いやあ、まいったなあ。
出水市 中島征士(64) 2009.10.28 毎日新聞鹿児島版掲載
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