「台風18号の記憶」
平成11年9月24日未明、最大瞬間風速83.9メートルと認知された台風18号は、強い勢力を保ったまま私の故郷、甑島を暴風域に9時間入れ、直撃した。その時、私と母は家にいた。風圧で弓形に反り、飛ばされそうになる戸を風が収まるまでずっと押さえ続けた。生きた心地がしなかった。
夜が明けて外に出てみると、我が家も近所の家も瓦ははぎ取られていた。島内の状況が分かってきた。港のボートが山の高さ約120㍍のところまで飛ばされるなど被害甚大であった。
あれから10年たつが、今もあの記憶が薄らぐことはない。
鹿児島市 川端清一郎(62)2009/9/21 毎日新聞鹿児島版掲載
平成11年9月24日未明、最大瞬間風速83.9メートルと認知された台風18号は、強い勢力を保ったまま私の故郷、甑島を暴風域に9時間入れ、直撃した。その時、私と母は家にいた。風圧で弓形に反り、飛ばされそうになる戸を風が収まるまでずっと押さえ続けた。生きた心地がしなかった。
夜が明けて外に出てみると、我が家も近所の家も瓦ははぎ取られていた。島内の状況が分かってきた。港のボートが山の高さ約120㍍のところまで飛ばされるなど被害甚大であった。
あれから10年たつが、今もあの記憶が薄らぐことはない。
鹿児島市 川端清一郎(62)2009/9/21 毎日新聞鹿児島版掲載
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